就職活動最大の壁! 面接のポイントを知る|心理職の就職・転職情報

就職活動の流れ

就職活動をするにあたって、内定までの道のりにはさまざまな壁が立ちはだかります。

応募から内定までは、

採用募集をしている企業や施設に応募する(新卒採用では応募前にエントリーが必要な場合もある)

企業や施設ごとのテスト(SPIや独自の適正チェックなど)

面接(二次、三次まで続く場合も)

内定

という流れです。

上記の順番が異なったり、テストがなかったりなどの違いはあります。このうち、面接はどこでもほぼ確実に行われます。しかも、多くの場合、二次、三次、と複数回設けられます。

つまり、面接は、就職活動のさまざまな要素のなかで、最も乗り越えたい大きな壁なのです。ここを乗り越えなければ、内定への道はひらけません。

面接に向かうまで、どう準備する?

面接日が決まったら、まずしなければならないことがあります。それは、面接を受ける企業の情報をよく知ること。手っ取り早いのは、ホームページを読むことです。

「応募する時点でひと通り調べている」という方も多いと思いますが、「前に読んだからいいや」と思わず、面接前にぜひもう一度読み返してください。ホームページから企業や施設の情報を読み取り、どんな質問をされそうかを事前に考えおきます。

それと同時に、その質問にどう答えるかをシミュレーションしましょう。事前に何度もシミュレーションすることで、当日に答えが見つからなくて焦る、ということがなくなります。紙に書いて見返してみるのもいいかもしれませんね。

特に、「志望動機」は必ずと言っていいほど聞かれます。相手のことを深く知らなければ動機を語ることはできません。あらかじめどう伝えるかを考えておくととても有効です。

面接で最も怖いのは、「調べていれば当然わかるはずのこと」がわからず、話を展開できなくなることです。対面の段階になってそれに気づいてしまうことで、焦りも増幅されてしまいます。

ホームページを読むこと以外にも、情報を調べる方法はあります。たとえば一般向けの商品を作っている企業なら、その商品を実際に見てみる、買ってみる、使ってみる。その体験を志望動機につなげることは、説得力がある動機を伝えられる有効な方法です。

自分について考えること

企業に関係する内容よりもよくされる質問は、面接を受ける本人に関するものです。

「自己PRをしてください」
「これまでにあなたが取り組んできたことを聞かせてください」

などオーソドックスな質問から、

「好きな色は?」
「あなたを○○に例えると?」

といった質問まで、幅広く問われる場合もあります。

「自分のことだから、すぐ答えられるだろう」と考えがちですが、緊張している面接の場では、とっさに適切な言葉が出てこないことが普通です。質問内容をあらかじめ想定し、自分を振り返りながら、話す内容を固めていくことが大切です。

自分を誇張しすぎず、ありのままを表現する方が、面接本番で言葉が出てこない事態を避けることができます。ですが、多少の美化は必要かもしれませんね。

面接前日から当日、どう行動する?

面接当日は、公共交通機関で面接会場に向かいましょう。面接会場までの行き方をいくつか調べておくことをおすすめします。

何度か行ったことがある場所でも、当日どんなトラブルが起こるかわかりません。主要なアクセス方法のほかに、念のためほかの手段も調べておきましょう。違う行き方があるのか、ほかの公共交通機関を使ってもたどり着けるのか、前日までに調べておくとよいでしょう。それぞれ、かかる時間を調べることも忘れずに。

また、多くの人が頭を悩ませるのは、服装です。面接の場は、スーツが基本です。かばんや時計などの装飾品は、シンプルなものを選んでください。身だしなみも意識しましょう。髪型は、清潔感が必須です。

女性の場合、肩より長い髪はまとめましょう。前髪をおでこにぴっちりと貼り付けている就活生をよく見かけます。筆者自身はそこまでぴっちりと貼り付けてはいなかったのですが、それを理由に面接で落ちたことはありません。

清潔感があれば、そこまで形にこだわらなくてもいいのかもしれませんね。しかし、どの企業もそうとは限らないので、念のためにばっちり固めていくのもいいと思います。

面接会場には開始時間の10分以上前に到着するようにしましょう。あまりにギリギリすぎると相手からの印象も悪くなりますし、自分が心の準備をする時間もなくなってしまいます。

心の余裕をもって面接に挑みましょう。

面接本番、どう受け答えする?

面接本番、頭の中でシミュレーションを繰り返してきた成果を発揮するときです。

しかし、シミュレーションした内容がそのまま聞かれることは、まずありません。予期しなかった質問をされることも多いですし、突拍子もない質問をされることもあります。

そんなときに一番してはいけないのは、答えられずに黙り込んでしまうことです。どんな内容でもかまいませんから、何かを話すことが大切です。

予期していなかった質問をされても、事前に調べていた内容や想定していた質問への答えも利用できるでしょう。念入りに準備をしていれば、それらを組み合わせたり、少し変えたりして、予想外の質問にも対応できるはずです。

答えにくい質問をされた場合でも、焦らずに、聞かれたことに対して誠実に答えれば大丈夫です。

質問者はなぜそんな質問をするのでしょうか。質問者は、何を答えるかを見ているとは限りません。あなたが、答えにくい質問に対してどういう対応をするのか、どううまく機転を利かすのかを見るために、そんな質問をすることがあります。

質問された内容が自分の知らないことだった場合も、焦ってしまいがちです。そこで決して知ったかぶりをせず、率直に「知らない」と伝えてください。自分の非を認め、これからの成長につなげる、と伝えることが逆にイメージアップにつながります。

おわりに

面接は大きな壁ではありますが、経験して得た学びをその後の面接につなげることができます。

自分と企業を深く知り、後の自分の成長につなげることが大切です。

(文・構成/こころJOB編集室)


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