《一緒に働きませんか?》治験コーディネーターの魅力:トライアドジャパン株式会社

採用担当者に聞きました!

Q1 治験コーディネーターとはどんなお仕事をするのでしょうか? 専門知識は必要でしょうか?

治験コーディネーター(以下、CRC)は治験を実施する医療機関で、治験がうまく進むように「コーディネート」するお仕事です。

医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、精神保健福祉士、事務など、医療機関のスタッフと治験の業務を調整し、進めていきます。さらに、治験に参加される患者さんやそのご家族とも連絡を取り、来院時期の設定や服薬の確認、調整も行います。

カルテや看護記録などを確認しますので、医療用語や薬剤の知識は必要になりますが、もともと医療資格のない方でも働きながら知識をつけ活躍されています。

また、当社に在籍するCRCは、看護師、薬剤師、臨床検査技師、医療事務、栄養士、臨床心理士などさまざまな職種が集まっていますので、それぞれの専門を活かし、CRC同士で補い合って業務をすることができます。

 

Q2 心理職がなぜCRCに必要なのでしょうか?

特に、精神科や中枢神経系領域の治験では、各疾患特有の評価尺度が試験の重要なデータとなります。しかし、評価の実施には時間と労力が必要となるため、医療機関の医師や心理士が通常業務に加えて実施すると負担が増加してしまいます。

また、治験特有のルールもありますので、CRC経験のある臨床心理士が対応することで、スムーズに評価ができます。

 

Q3 心理職にはどんな期待を寄せていますか?
「コミュニケーションをとって課題や問題点を確認し、どう解決していくかを検討し実行する」という心理アセスメントの技術は、CRCとしても重要です。施設スタッフや患者さんとの調整に活かし、良い関係を築いていただけると期待しています。

また、心理評価業務は臨床心理士しかできないことがほとんどなので、検査技術を活かし、各医療機関で治験の重要な役割を担っていただきたいです。
 

Q4 採用担当からひと言…「こんな人を待っています!」

CRCは施設スタッフや患者さんなど多くの人と連携し、治験を進めていきますので、人とコミュニケーションを取り、一緒に何かを実施していくのが好きな方をお待ちしています。また、心理評価業務は、患者さんや治験スケジュールの都合で日程が変わることもあるため、臨機応変に対応できる方をお待ちしています。治験や医療業界が未経験の方でも、研修やOJTでしっかりサポートいたします。

CRCという職種をご存知なくても、新しい薬剤の開発に興味がある方、ご応募お待ちしています。

現場の心理士に聞きました!

■CRCとして活躍しているAさん(女性/入社3年目/正社員)

Q1 1日の仕事の流れを教えてください。

日によってさまざまですが、CRCとしては、
①出勤後のメールのチェック
②被験者の対応
③被験者対応後の処理
④お昼休憩
⑤PC作業(データ入力、メールの確認と返信)
⑥次の日の準備(被験者への連絡、ワークシートの準備と確認) です。

心理評価がある場合は、
①CRCと打ち合わせ
②心理評価
③お昼休憩
④心理評価
⑤CRCと打ち合わせ
⑥心理評価資料確認、準備等(評価用紙、評価で使用する筆記用具の補充など) です。 

心理評価の業務の場合、CRCとして担当していない施設で実施します。そのため1日のなかで担当施設施設から心理評価の実施施設に移動し心理評価を行うこともあれば、時間やスケジュールによっては、1日中心理評価の実施施設に滞在することもあります。

心理評価を行う前には、担当のCRCと被験者についての情報共有や評価内容などを確認します。

 

Q2 どんなときにやりがいを感じますか?

自分が担当した薬剤の治験が、薬剤承認され、製品化したときはうれしいです。
また、ほかの病気などが発見されたり、認知機能が再評価されたりなど、治験によってわかることも多く、被験者さんやそのご家族にも感謝されるときもやりがいを感じます。「ここに来るようになって元気になった」など、お礼を言われることが多く、治験は選択肢の一つであることを実感しています。

 

Q3 「心理士の専門性」を活かせる場面はどこでしょうか?

●CRC
患者さんだけでなくご家族の不安なども聞くことが多く、傾聴の技術が活かせると思います。患者さんはもちろんですが、病院のさまざまなスタッフ、そして病院全体を調整する必要があるので、アセスメント力が活かせます。それにより、どのように調整していくかを判断します。

●心理評価
心理評価は心理士しかできないことが多く、心理検査の技術が生かせます。

 
Q4 職場の雰囲気について教えてください。

心理士同士だけでなく、ほかのCRCとも相談できる体制があります。

病院では、医師、看護師、臨床検査技師、事務など、多職種との連携が多く、CRCはすべての調整役を担っています。

 

Q5 どんな方と一緒に働きたいですか?

CRCと評価者では役割が異なるため、どのように働いていくかというビジョンがあると働きやすいと思います。評価者の業務のみを行う場合と、CRCを兼務する場合とでは、学ぶことが異なるだけでなく、働き方も異なってきます。例えば、評価者のみの場合は、日によって勤務地が異なり、関東以外の場合もあります。

治験での評価者は変更が難しい場合があるので、責任感がある方、また、急遽評価が入る場合もあるため、臨機応変に対応できる方だとうれしいです。

 

■CRCとNPO法人で引きこもり等の居場所支援を行っているBさん(女性/入社2年目/正社員)

Q1 1日の仕事の流れを教えてください。
●CRC
①メールチェック・対応
②当日の対応の確認・準備・手配
③施設の備品のチェック・治験薬の温度管理など・事務の方とのやりとり
④対応(患者さん・医師とのやりとり)
⑤書類作成・PC入力

このほかに、製薬会社側とのやりとり、医師への確認、アポイントの調整、治験薬や備品の受取、検体の回収対応などを適宜行います。また、新しい試験が始まる際には、その準備や対応を行います。

●NPO法人での居場所支援
CRC業務の合間に、問い合わせへの電話対応、30分の無料相談の対応、定期カウンセリング、家族会の開催、講演会などを実施します。

 

Q2 どんなときにやりがいを感じますか?「心理士の専門性」を活かせる場面はどこでしょうか?

●CRC
治験の決まりに沿った患者さんを選び、医師とその治療方針について話し合い、患者さんに治験について説明し、患者さんと話し合う中でニーズを見極め、双方の望むところが一致して、治験参加につながったときにやりがいを感じます。

CRCとしてただ情報を聞き出すだけでなく、心理士としての「聴く」力を利用して、患者さんから必要な情報をうまく聞き出すこと、短い期間ではあるものの、信頼関係を築き、次の治療につなげていけるように良いサポートができるよう心がけています。

通常の心理士業務では触れないさまざまな心理評価(MADRS、SDS、HAM-D、C-SSRS、CDR、MMSE)に触れる機会があります。診断がどんな形で行われるか、医師の治療がどのように進められているかについても、知りえる機会になります。医療現場で使用する評価について学ぶことができます。

●NPO法人での居場所支援
ひきこもりの本人相談・家族相談・集団療法など、さまざまな支援の仕方を経験します。外部からの支援の依頼もあるため、新しい分野にもチャレンジすることができます。一人ひとりの状況と環境をうかがいながら、支援方法を提案していきます。歩みの遅い分野ですが、少しずつ利用者さんの警戒を解き、1歩を踏み出せるようになったときにはやりがいを感じます。

また、30分の無料相談という短い相談の中で、相手の気持ちを汲み取り、次につながったときには、心理士としてやりがいを感じます。

 

Q3 職場の雰囲気について教えてください。
社内は特定のデスクがあるわけではなく、施設から帰ってきたCRCが忌憚なく話せる状況になっています。困ったこと、ちょっとした疑問も気軽に相談できます。

担当している病院はそれぞれの雰囲気、医師の方針などがありますが、施設の事務の方とうまくコミュニケーションを取るようにすると、医師へのコンタクトもスムーズになります。
医師と話す機会を増やすと、治験への参加について検討できる患者さんについて話し合うことができますし、医師の治療方針などもわかってきます。

どこでもすぐにCRCを受け入れてくれるわけではありませんが、少しずつつながりが深まっていくのも、試験の進みに比例していくことにつながります。どの医師も話はしやすいですが、礼儀を忘れないようにすることも大切です。

 

Q4 どんな方と一緒に働きたいですか?
自分のいろんな可能性を試してみたいと思っている方。CRCはさまざまな知識だけでなく、生活力であったり、コミュニケーション力であったり、あらゆる力を駆使して行う仕事のような気がします。そうした人間力を育てることに意欲的な方。また、うまくいかない理由を人に求めない方が良いですね。

 

一緒に働きたいとお考えの方へ

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